アメリカの大投資家バフェットの師であり、その投資法に多大なる影響を与えたフィリップ・A・フィッシャーが1958年に書き下ろし、以来読み継がれてきた名著の中の名著『Common Stocks And Uncommon Profits』の翻訳版。 本書は、フィッシャーが個人投資家に向けて、自らの投資経験と多くの失敗例の分析から導いた投資の基本原則をまとめたものである。彼の投資法はバフェットと同様に長期投資であり、投資対象はタイトルにあるように「超成長株」であるが、本書の言葉を借りてさらに的確に言えば、「厳しく選び抜かれた少数の最優良株」に投資し、「最小のリスクで資産を最大化する」投資法である。 投資関連の本のなかには、内容が曖昧で、無難な投資原則を並べ立てているだけのものも多いが、本書の良いところは、良いものは良い、悪いものは悪いと歯切れよく述べられていることである。「どれほど割安な株であっても、せいぜい5割引のバーゲン品でしかない」とバリュー株投資を皮肉り、「投資家は決して10%や20%の小さな利益にではなく、何年間もかけて10倍近くになるような株価の成長にこそ興味をもつべき」と断言する。 構成は、まず「最高の株を選び出すための15のポイント」で彼の言う超成長株を見極めるための実践的な方法が示されている。その後、投資家が興味を持つであろう「何を買うべきか」「いつ買うべきか」「いつ売るべきか」の各章が続き、さらには「行きすぎた分散投資をしてはならない」をはじめとする投資家が陥りやすい注意点を示した「賢い投資家になるための5don't」が用意されている。 本書は、個人投資家に向けて語りかけるように書かれており、難しい専門用語はほとんど見当たらない。それゆえに、投資の初心者でもわかりやすく、難しい投資原則にがんじがらめになっている経験者にはあらためて自分の投資法を見直すよいきっかけになるかもしれない。彼の言葉から伝わってくるのは、多少の噂や野次に惑わされることのない投資に対する確固たる姿勢である。本書を読んで彼の力強い投資家魂を感じてほしい。(大角智美)
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なぜ株の長期保有をすべきなのか? |
本書は成長株投資の本です。それは株を長期保有する事によって成し遂げられる。
それは3つの要点によって構成されます。
1.最小のリスクで資産を最大化する。
そのためには熟練された専門家を選ぶ。それを選べる位に投資の原理を
理解しておく事。
2.何をいつ、どのように何銘柄買うのか?
買うにはタイミングが大事です。
成長力をもつ企業は何らかの形で科学の最先端の仕事をしている。
ここで株の買い時は
新製品の開発に企業が手を焼いている場合
労使交渉でトラブルを起こしている場合
この時点は収益の向上が株価に反映される直前なので買い時です。
何故ならば研究開発は時間と資金を要する。それだけに株の長期保有が
大事。労使交渉はそんなに長く続かない。しかしそのために株は
一時的に株価を下げるから。
3.正しく選び抜いて買った株は売り時はほとんどない
有望な成長株は成長する限り売ってはいけない。それは売った時点から
それ以後の利鞘を稼げなくなるから。
但し例外は時代が変わり市場の成長性を見込めない企業は売りです。
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フィッシャーに敬意を表しますが・・・。 |
約50年前に書かれた書籍とは思えないほど、現在においても通じる普遍的な内容だと思います。
特に「いつ売るべきか ? その株に売り時はあるのか?」の章に記載されている例え話で、卒業式にクラスメイトの中から3人を選んで投資する一説のあたりに、フィッシャーの真髄を感じました。
本来であれば投資のバイブルとして大切にしたい本になるはずが、残念ながら以下の問題があってバイブルとは言えない(呼びたくない)書籍になっています。
・「ロッドマン化」と呼ばれる太字の強調が読み難く邪魔であり、強調点も妙にずれている。
・NOTES と称した訳者のコメントが前半に頻繁に登場し、フィッシャーの言葉をさえぎっている。
さらにその内容がフィッシャーを超える立場の人が書いているようなスタンスだが、やはり的外れで不快なことこの上ない。
・このような名著に対して、横書きでの記載は軽薄な印象を受ける。普通に縦書きで良いはずである。
この本を読む際は、できる限りロッドマン化を無視して、さらに NOTES を読み飛ばすようお勧めします。
原著「Common Stocks And Uncommon Profits」の内容を翻訳しただけの書籍の出版を希望します。
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原著を読んでください |
原著の英語はかなり読みやすい英語です。なのに訳者の英文読解力がないのと、さらに解説が稚拙なため、フィッシャーの投資哲学がねじまげられて(とまでは言わないが、的をはずして)います。少し根気があったら辞書を片手に読んでみてください。原著は良い本です。おおやっと訳書が出たかと思ったらこれで、かなりガッカリしました。
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良書。 |
書いてる内容についてところどころ疑問符の残るところはあるものの、
これを妄信していても間違いはおきにくいです。
日本語版で書いてある事は多少差引いて落としていけば、
下手な投資関連の本を買うよりよほど有益なものであることに間違いはありません。
1年単位?の中長期投資においてはかなり使えます。
昨今流行のデイトレでは全く通用しません。
デイトレならこんなの読まずに酒田罫線ですね。
ただ、文章に贅肉が多いので、これをそぎ落としていく必要があり結構大変。
過去、この本だけでも危機を乗り越えてこれたのでこの値段はお得です。
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時代を超えた名著だが、過剰演出の翻訳は残念 |
かのバフェットが最も影響を受けた師の一人であるフィッシャーによる投資入門書。
本書では、成長株を長期保有することの重要性と成長株を見抜く極意を説いています。
原書は半世紀近く前に書かれたものですし、現在とは制度や経済環境など異なる部分も多いでしょうが、その投資哲学はまだまだ通用するものばかりで驚かされます。
ただ、惜しむらくは、訳者か編者の「NOTES」と太字の強調文字。的確ならまだしも、NOTES」は内容の重要性に関係なく気まぐれに出てきますし、太字も多すぎて見にくいので、この点は是非とも改善してもらいたい点です。



